余力確認画面の見方
- (1)現物買付余力
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現物の買付可能金額です。
取引余力の推移における以下3項目のうち、3営業日、4営業日、5営業日の最も少ない値を現物買付余力として採用します。
当日~2営業日までの金額は現物買付余力の算出には影響しません。
各項目の詳細は該当する番号の説明をお読みください。- 『(29)保証金維持率に対する余力』 ÷ 20% (※)
- 『(30)最低保証金(30万円)に対する余力』
- 『(17)合計』
※代用掛目80%の銘柄を買付する目安として算出している値です。
代用掛目の変更は会員ページ【株式】-【トップページ】-[取扱注意銘柄]よりご確認いただけます。
- (2)現物買付余力(証券コネクト口座含む) ※証券コネクト口座を開設している場合のみ表示されます
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(1)で算出した現物買付余力に証券コネクト口座にある残高も加味した場合の現物買付余力が表示されます。
- (3)出金可能金額
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出金指示が可能な金額です。
取引余力の推移における以下3項目のうち、当日~5営業日の最も少ない値を採用します。- 『(29)保証金維持率に対する余力』 (※)
- 『(30)最低保証金(30万円)に対する余力
- 『(17)合計』
※必要保証金現金が含まれている場合、必要保証金現金を除く額
なお、当日15時までに出金指示したものは翌営業日、15時以降に出金指示したものは翌々営業日に指定の銀行口座に着金します。(着金の時間は金融機関により異なります。)
- (4)評価損益合計等
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保有している現物株、信用建玉それぞれの評価損益、評価額合計をリアルタイムで確認するための参考値です。
- (5)信用新規建余力
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信用建玉の新規建可能金額です。
当日~5営業日の『(28)保証金余力』のうち、最も少ない値を信用新規建余力として採用します。
- (6)保証金維持率
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保証金維持率(委託保証金率)とは、信用取引を行うためにお客様が当社に差入れた担保が、建玉金額に対してどれくらいの割合になっているかを示す数値です。
保証金維持率 = 『(25)受入保証金』 ÷ 『(26)建玉金額合計』 × 100
当日~5営業日までの受入保証金を元に算出した保証金維持率のうち、最小値を表示します。
- (7)追証・不足金ステータス
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信用取引ルール「19.追加保証金(追証)」、「21.不足金」が発生すると、「追証発生中」もしくは「不足金発生中」と表示されます。
※同時に発生した場合は「追証・不足金発生中」と表示されます。・信用取引の追加保証金(追証)の発生条件について教えてください。
https://faq.click-sec.com/faq/show/127・追証・不足金の概算値について、教えてください。
https://faq.click-sec.com/faq/show/3273追証・不足金が解消すると表示されなくなります。
- (8)追証・不足金額(残金額)
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発生している追証・不足金の金額が表示されます。
入金や建玉決済等で一部解消した場合、残りの入金等が必要な金額がカッコ内に表示されます。・追証・不足金の解消方法と期日を超過した場合について、教えてください。
https://faq.click-sec.com/faq/show/3391
- (9)証券コネクト口座残高 ※証券コネクト口座を開設している場合のみ表示されます
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証券コネクト口座を開設している場合、その残高が表示されます。
なお、証券コネクト口座の残高を使って注文が出ている場合、その金額が拘束金としてカッコ内に表示されます。
- (10)現金(A)
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証券取引口座内にある現金残高です。
- (11)買付注文金額(B)
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現物株式、債券、投資信託の買付注文が出ている場合、その金額が表示されます。
注文取消をすると拘束が解け、金額が変わります。
- (12)手数料拘束金(C)
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現物買、現物売、信用新規建(※)、信用返済について有効な注文が出ている場合、約定予定金額を元に概算の手数料を拘束します。
※信用新規建注文については、有効な信用返済注文が出ている場合のみ拘束します。(信用新規建のみが注文されている場合は拘束されません。)注文取消をすると拘束が解け、金額が変わります。
- (13)譲渡益課税拘束金(D)
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特定口座(源泉あり)で取引をした現物売、現引き、現渡しがある場合、受渡日の譲渡益課税金を計算し拘束します。
取引当日は概算の金額が表示され、翌朝以降に確定した金額に変わります。
なお、取引当日の夜間まで拘束が入ります。(金額が拘束されるのは受渡日以降の日付です)
- (14)出金予定額(E)
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出金される予定の金額を出金日まで拘束します。
- (15)日計り拘束金(F)
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日計り取引によって発生した益金は現物買付の余力として利用できません。
そのため、その金額を拘束します。日計り取引に関する詳細は現物取引ルール「12.日計り取引について」をご確認ください。
- (16)配当落調整拘束金(G)
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信用取引の建玉を権利付最終売買日から権利落ち日をまたいで保有していた場合、買建玉を保有していた場合は配当落調整金を受取り、売建玉を保有していた場合は配当落調整金を支払います。
配当落調整金の支払い時期は、銘柄によって異なりますが、権利確定日の2~3ヶ月後が一般的です。
そのため、売建玉を権利付売買最終日から権利落ち日をまたいで保有していた場合、実際に配当落調整金が引かれるまでの間、予想配当を元に配当落調整金額を拘束します。
※拘束の対象は国内の上場株式で、配当が年2回もしくは1回の銘柄のみとなります。
- (17)合計
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(11)「現金(A)」から(12)~(16)の拘束金額を引き、残った金額を表示します。
- (18)証券コネクト口座現金 ※証券コネクト口座を開設している場合のみ表示されます
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(9)と同じ金額が表示されます。
- (19)証券コネクト口座残高を加味した合計 ※証券コネクト口座を開設している場合のみ表示されます
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(17) + (18) の合計金額を表示します。
- (20)委託保証金現金
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差し入れている委託保証金のうち現金部分に相当する金額です。
- (21)代用有価証券評価額合計
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保有または注文中の代用有価証券(現物株式)の評価額です。前日終値を元に算出した値が表示されます。
- (22)貸株控除分
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貸株中のため代用有価証券に含まれない株式の合計金額を表示します。
貸株中の株式は代用有価証券に含まれません。
- (23)評価損、諸経費等合計
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信用取引における評価損、諸経費等の合計金額です。
評価損・・・保有建玉の評価損を前日終値を元に算出します。
諸経費等・・・当日分を含む手数料、消費税、管理料、名義書換料、金利、品資料、貸株料等、現引/現渡を含む信用取引に係る諸経費を算出します。
なお、翌日分の金利・貸株料は、引け後に概算が加味されます。
(受渡日ベースでの概算となりますので土日を挟む場合、その日数で概算を加味します。)
- (24)未受渡決済損益
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現引/現渡を含む信用取引の損益を、約定時点から受渡日の前営業日まで計上します。
(損金と益金は相殺して計上します。)
- (25)受入保証金
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受入保証金とは控除すべき金額を引いた、実質的な保証金の額です。 受入保証金は最低30万円必要です。 当日~5営業日目までの間で1日でも30万円を下回っているものがあると、新規建注文ができなくなります。
- (26)建玉金額合計
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保有している建玉の合計金額をリアルタイムで算出し表示します。
- (27)必要保証金合計(内、必要保証金現金)
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保有している建玉を維持するのに必要な金額です。
増担保銘柄を保有しているまたは注文を出している場合、カッコ内に現金で差し入れる必要がある保証金の金額が表示されます。
- (28)保証金余力
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必要保証金に対して、差し入れている担保にどの程度余力があるのかという金額です。
『(29)保証金維持率に対する余力』『(31)最低保証金(30万円)に対する余力』の最小値を採用し表示します。
当日~5営業日目までの間でマイナスになっている金額がある場合、新規建注文が出来なくなります。
また、追証、不足金等が発生する恐れがありますので十分にご注意ください。
- (29)委託保証金率に対する余力
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『(29)保証金維持率に対する余力』 = 『(25)受入保証金』 - 『(27)必要保証金合計』
- (30)最低保証金(30万円)に対する余力
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『(31)最低保証金(30万円)に対する余力』 = 『(25)受入保証金』 - 30万円
- (31)委託保証金率に対する不足現金
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信用建玉の決済損、現物株式等の有価証券の売買、現引・現渡申込、信用取引配当調整金(以下、「建玉の決済等」といいます。)および出金の受渡日に、委託保証金率が30%未満となる場合、その不足金額が表示されます。
受渡日までに解消されない場合、受渡日15時までに不足金額を請求しますのでご注意ください。・『保証金維持率に対する現金不足』とは何ですか?
https://faq.click-sec.com/faq/show/56・「株式信用取引保証金維持率に対する現金不足」の解消方法を教えてください。
https://faq.click-sec.com/faq/show/25
- (32)委託保証金率
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『(32)委託保証金率』 = 『(25)受入保証金』 ÷ 『(26)建玉金額合計』 × 100
※受入保証金は前日終値を元に算出した値が含まれているため、リアルタイムの保証金維持率ではありません。
当日~5営業日目までの間で1日でも30%を下回っているものがあると、新規建注文ができなくなります。
- (33)委託保証金率(リアルタイム)
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代用有価証券の評価額、建玉評価額等をリアルタイムの時価で計算し、それを元に算出した維持率です。
2営業日目のリアルタイム維持率が30%を下回った状態で大引けを迎えると委託保証金率に対する現金不足が発生する可能性がありますので十分にご注意ください。
なお、20%を切った状態で大引けを迎えた場合は追加保証金が発生いたします。追加保証金に関する詳細は(7)(8)、保証金維持率に対する現金不足の詳細は(31)をご確認ください。