米国NQ100
米国NQ100とは
- 金融セクターのエクスポージャーがないため、実体経済の混乱による金融市場の下落リスクの影響が比較的低い指数株価指数(NASDAQ)を参照したCFD銘柄になります。
- 石油・ガスセクターのエクスポージャーもないため、エネルギー市場の混乱の影響も低い点が特徴です。
- 組み入れ上位は、アップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベット(グーグルの親会社)、メタ=旧フェイスブック、テスラ、エヌビディアなど
おことわり
『CFD銘柄大百科』に掲載する情報は、一般的な相場の傾向について解説しており、提供内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、『CFD銘柄大百科』は情報提供を目的としているため、実際に投資を行われる際には、本コンテンツの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定はお客様ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
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価格変動の要因
上昇要因
- AI(人工知能)やメタバース(仮想空間)といったテクノロジーの進化によって、成長を続けている米国企業の好意的な報道などがハイテク株を支える要因となります。
- 個人消費の好調に伴う継続的な経済成長が株価上昇に繋がります。
- 米国大統領選挙の年は、アノマリーとしてNQ100が上昇する傾向になります。
下落要因
- 成長企業銘柄で構成されているため、企業が将来の業績見通し(ガイダンス)を引き下げると下落要因となります。
- 投資家が特定のセクターから別のセクターに資金を移動するセクターローテーションがあると、NASDAQのハイテク株が売られることがあります
- GAFAMの構成比率が高く、組み入れ上位企業の決算次第では大きな下落要因となります。
他のCFD銘柄との連動性
米国S500との相関性が高い
GAFAMの構成比率は、米国S500の方は合計して23.2%に対して、米国NQ100の方は合計して36.1%になっており、大型株決算の時期には連動性が崩れることがありますが、総じて相関性が高い関係にあります。
上海A50と緩やかな相関性がある
上海A50は、歴史は浅いものの主に成長中のベンチャー企業が多く上場しており、中国版NASDAQと呼ばれており、組み入れ構成からも緩やかな相関性があります。
FXとの連動性
米ドル/円と緩やかな相関関係がある
NASDAQに上場している多くの企業は米国企業であり、そのパフォーマンスが米ドルに影響を与えます。特に、テクノロジー企業の好調が米ドルの需要を押し上げるため、NASDAQの上昇が米ドルの強さを示す場合、米ドル/円のレートも上昇する傾向があります。
AUD/USDと緩やかな相関がある
米国NQ100はリスク資産として見なされるため、投資家のリスクオン、リスクオフの動きに非常に敏感です。為替の通貨だと、エマージング通貨以外のリスク資産通貨は豪ドルとなるため、同じリスク資産として緩やかな相関関係があります。
参照原資産/取引所
E-mini NASDAQ100先物/CME
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