香港H
香港Hとは
- 香港Hとは、香港証券取引所に上場されている中国企業のうち、本土に登記がされているとともに資本の出所も本土となっている企業の株式を参照したCFD銘柄になります。
- H株の「H」は「Hong Kong」の頭文字を採ったものであり、道路、電力、鉄鋼など大規模な国有企業が多く参加しています。
- GEM(Growth Enterprise Market)は香港版ナスダックとも呼ばれていますが、H株はほとんどがメインボードの上場銘柄で構成されていることが特徴です。
おことわり
『CFD銘柄大百科』に掲載する情報は、一般的な相場の傾向について解説しており、提供内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、『CFD銘柄大百科』は情報提供を目的としているため、実際に投資を行われる際には、本コンテンツの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定はお客様ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
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価格変動の要因
上昇要因
- 中国の経済指標に大きく影響します。特に、HSBC中国製造業景況感指数のような景況感指数が良ければ、上昇要因に繋がります。
- 合併計画を発表した鉄道車両メーカーの中国北車と中国南車のように、主要業種の成長期待感が高まる場合は、株価上昇に繋がります。
- 経済指標で中国の新規人民元建て融資額がありますが、この内容がプラス要因であれば上昇要因となります。
下落要因
- 企業向け貸出金利の指標となるローンプライムレート(LPR)が市場期待以下の刺激策でない場合、下落要因に繋がります。
- 香港H株投資家の多くは海外の機関投資家であると言われているため、アジアでの配分を日本などの他市場に移る場合は下落要因に繋がります。
- 不動産市場の影響が大きく、不動産市場に対する懸念が強まったり、徳信中国が香港での会社更生を巡る訴訟で敗訴したりなどのネガティブ報道がでた場合は下落に繋がります。
他のCFD銘柄との連動性
上海A50との相関性が高い
中国政府の影響を大きく受けるという共通点から、上海A50との相関性が高いことが特徴です。米国株で例えると、アジア版の米国30であれば上海A50、米国NQ100であれば香港Hという住み分けになりそうです。
間接的に米国VIとは緩やかな逆相関関係にある
米国30、米国S500、米国NQ100と米国VIが水と油の関係で逆の方向性をとりますが、米国VIと香港Hも緩やかな逆相関関係であるため、米国株を介して間接的に緩やかな逆相関関係があると考えられます。
FXとの連動性
豪ドル/円と緩やかな相関関係がある
貿易で結びつきの強い中国との関連で、豪ドル/円との緩やかな相関関係があります。
ユーロ/豪ドルと緩やかな逆相関関係にある
相関、逆相関関係では豪ドルとの比較が最も数字が強く、逆相関であればユーロ/豪ドルとの逆相関性が強い傾向があります。
参照原資産/取引所
香港ハンセン先物/HKEX
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