米国RS2000

米国RS2000とは

  • 米国RS2000とは、時価総額上位1000社を除いた時価総額1001位から3000位の2000銘柄で構成された浮動株基準株価指数です。
  • 米国RS2000は、小型株で構成されることから景気に敏感に反応する傾向があり、株価指数の先行指標としても認識されています。
  • 大型株にはない小型株の集合体ということもあり、米国経済の先行指標とも考えられており、主要米国株指数の次に注目度の高い株価指数となります。

おことわり

『CFD銘柄大百科』に掲載する情報は、一般的な相場の傾向について解説しており、提供内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、『CFD銘柄大百科』は情報提供を目的としているため、実際に投資を行われる際には、本コンテンツの情報に全面的に依拠して投資判断を下すことはお控えいただき、投資に関するご決定はお客様ご自身の判断で行われるようお願いいたします。
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価格変動の要因

上昇要因

  • 米国のCPIなどのインフレ指標が抑制された場合、米2年債利回りが低下することで市場の利下げ予想が前倒しになり、米国RS2000などは上昇に繋がります。
  • 米国RS2000の中心である中小企業は、一般的に大企業よりも債務負担が重いため、金利の影響を大きく受けるため、金利引き下げ情報は上昇要因になります。
  • 米国テクノロジー株や半導体関連の軟調が続けば、「短期的にはテクノロジー関連のポジションをいったん閉じ、新規に小型株を買い建てるトレード」が活発になる傾向があります。

下落要因

  • 米国大型ハイテク株が上昇基調に入っている場合は、米国S500に注目度が高まるため、中小型株である米国RS2000は鈍化する傾向にあります。
  • 新型コロナウイルス危機などの経済不安が起きた場合、中小型株は大型株よりもリスクが高いと考えられているため、下落基調がより強まります。
  • とにかく金利に左右される銘柄であるため、金利上昇要因(利上げなど)の報道は、一気に地合いを悪くする傾向があります。

他のCFD銘柄との連動性

米国株との連動性が目立ちますが、中でも米国30との連動性が最も高い

総じて主要米国株指数との連動性がありますが、特に米国30とは相関値が0.762もあり、非常に似た動きとなります。ただ、米国RS2000と米国30では、米国RS2000の方が早く動く傾向があり、先行指数と呼ばれる所以となっています。

米国VIとは逆相関関係がしっかりしている

同じ指数とは大小ありますが、相関関係にありますが、米国VIとはしっかり逆相関になります。米国RS2000が株価指数の中ではリスク資産の傾向が強いことが原因だと考えられます。

FXとの連動性

豪ドル/円との相関性が最も高い

米国RS2000との相関性を考えると、米ドル/円だと思われがちですが、豪ドル/円との相関性が最も高くなります。相関値も0.432となっており、少なからず連動性はあると考えられます。

逆相関性はユーロ/豪ドル一択

相関性のある通貨ペアで豪ドル/円という説明を行いましたが、クロス円は全般的に相関関係にありますが、逆相関関係ではユーロ/豪ドル一択となります。相関値は-0.377になっており、豪ドルの地合いが強ければ米国RS2000も上昇するという図式になっています。

参照原資産/取引所

E-mini Russell 2000先物/CME

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