ロスカット
ー損失の拡大を防ぐー
お客様の損失拡大を防ぐ方法として、GMOクリック証券のCFD取引ではポジションごとにロスカットレートを設定するセーフティバルブシステム(S.V.S)を採用しています。
GMOクリック証券だけのロスカットシステム
セーフティバルブシステム(S.V.S)
- ポジションごとのロスカット
- セーフティバルブシステムでは、自動計算されるロスカット幅を用いて、新規約定時にポジションごとにロスカットレートが設定されます。ロスカットレートを割り込んでしまった時に、該当のポジションだけがロスカットされることになるため、他のポジションは同時にロスカットされません。
- ロスカットされるのは、ロスカットレートに達したポジションだけ
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一般的なロスカットルールでは、口座全体で証拠金維持率を計算して一定の水準を下回った時に、利益が出ているポジションを含めたすべてのポジションがロスカットされてしまいます。さらに、同時にロスカットされた銘柄に取引時間外の銘柄が含まれている場合は、その銘柄の取引が開始されるまで待つ必要があるため、ロスカット判定時の評価レートとは乖離したレートでロスカットされるリスクもあります。
セーフティバルブシステムは、このような従来のロスカットルールの問題を克服した新しいロスカットシステムです。
任意証拠金 ーロスカット幅を広げるー
セーフティバルブシステムによって新規約定時に自動で設定されたロスカットレートは、任意証拠金を設定することでロスカットまでの幅を広げることができます。変動幅が大きい銘柄や相場のボラティリティが拡大している(拡大すると予想される)時などは、ロスカット幅を広げることで急激な変動にも対応することが可能です。
- ※ロスカットは、お客様に元手以上の損失が発生しないようにするためのシステムですが、急激な相場変動が生じた際等には元手以上の損失が発生し、証拠金に不足金が発生してしまうこともあります。
追加証拠金
ー証拠金の不足分を差し入れるー
追加証拠金(追証)は、毎営業日の取引時間終了時点でCFD口座の証拠金維持率が100%を下回った時に発生します。
期限までに解消条件を満たさなかった場合は、全ポジションの決強制済が執行されてしまうため、ルールをよく理解して対処することが大切です。
追証判定のしくみ
追証の判定は、CFDの各口座ごとに行われます。CFD口座は、株価指数CFD取引口座、商品CFD取引口座、株式CFD取引口座、バラエティCFD取引口座の4つに分かれています。追証の判定は、これら4つの口座ごとに別々に行われます。
- 追証の判定時刻
- 追証の判定は、祝日を除く毎営業日の取引終了時点で建玉を保有しているお客様に対し実施します。追証の判定は取引時間終了後1時間程度での完了を想定しています。
- 追証の判定条件
- 判定時刻に口座の証拠金維持率が100%を下回っていると追証と判定されます。証拠金維持率が100%を下回っているというのは、口座の時価評価総額が必要証拠金よりも小さくなってしまう場合のことです。
必要証拠金は、建玉を保持するのに必要な証拠金額で、新規約定時に決定します。この必要証拠金を口座残高に建玉の評価損益を加味した時価評価総額が上回っていないと追証と判定されることになります。
- 新規注文と振替出金の制限
- 4つのCFD口座のうち、いずれかの口座で追証と判定された場合、追証が解消されるまでの間、新規注文および振替出金が制限されます。
追証の解消方法
追証を解消するには、解消期限である追証発生日の翌営業日(祝日を除く)午前3:00までに入金、もしくは、追証が発生した口座の全ての建玉を決済する必要があります。入金及び建玉の決済をしてから追証が解消するまで10分ほど時間がかかります。
追証未解消による強制決済
- 追証の解消期限
- 追証の解消期限は、追証発生日の翌営業日(祝日を除く)午前3:00です。
- 強制決済
- 解消期限までに、入金か建玉の決済によって追証が解消していない場合、追証が発生した口座の全建玉が強制的に決済されます。
- ※強制決済時に取引時間外またはレートが有効でなかった銘柄については、強制決済待ちとなり、翌営業日の取引再開時に強制決済されます。翌営業日が祝祭日などで休場の場合は、休場明けの取引再開時に強制決済されます。
- ※強制決済待ちとなった場合、強制決済が完了するまで追加証拠金の解消とはなりません。(追加証拠金が解消するまで、新規のお取引を制限させていただきます。)
また、強制決済が完了するまでの間の相場変動によっては、強制決済時に発生する損失の額が証拠金の額を上回ることもありますのでご注意ください。