最終報告(2022年3月15日 14:27)
2021年12月27日 にFXネオのトルコリラ/円の取引で発生したバグレート(市場実勢レートから乖離したレート)により、お客様に大変ご迷惑おかけいたしましたことをお詫び申し上げます。下記の通り、最終のご報告をさせていただきます。
<障害の内容>
2021年12月27日7時11分頃、トルコリラ/円の取引でバグレート(市場実勢レートから乖離したレート)が配信され、本来約定されるべきではない注文の約定やロスカットが発生しました。
また、同日および2022年1月3日の取引開始時刻(午前7時00分)において、トルコリラ/円のロスカット判定が取引開始直前の市場気配値を基準におこなわれ、本来決済されるべきではない建玉が決済される事象が発生しました。
<原因>
特定の条件の下でインターバンク市場から取得した取引レート(1ティック)について、水準の妥当性のチェックが正しくおこなわれない状態で取引レートの生成過程に取り込んだことがバグレート発生の原因となりました。
また、取引開始時のロスカット判定が取引開始直前の市場気配値でおこなわれた原因は、市場の流動性の急低下により同時点においてトルコリラ/円の取引レートの生成・配信ができず、その代替として取引開始直前の市場気配値を取り込んだことが原因でした。
<お客様への対応>
当社のシステム障害時の対応方針に基づいて本障害の影響を受けた注文を精査した結果、約定訂正対象となるお取引のあったお客様につきましては、売買過誤差金の入出金処理や建玉建直し等の措置を講じました。
当社システム障害時の対応方針につきましては以下のページをご確認ください。
■システム障害時の対応について
https://www.click-sec.com/corp/info/failure/
<改善策>
バグレートの発生を防止するための取引レートのチェック機能の見直しをおこなうとともに、取引開始時点で取引レートの配信ができない場合にロスカット判定が配信開始後の最初のレートで確実におこなえるようロジックの見直しを行いました。
この度はお客様に大変ご迷惑おかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。